私はTシャツが似合わない
大学の体育の授業の時に、確信した。鏡張りの部屋で、ダンスのレッスンを受けていた時だ。私はTシャツが恐ろしいほど似合わない。鏡に映る自分の姿を見て、洗濯ハンガーに吊るしたTシャツを見ているような気分になったのだ。もちろん、ハンガーとは私自身のことである。 似合う形、似合う服 「私がTシャツを着ると、ハンガーに吊るしている様にしか見えない…」そう自覚した日から10年以上が経つ。とは言え、Tシャツを着たい。それからTシャツを買うときは必ず試着をして吟味して買ってきた。「似合っていない気がするけれど流行っているから」という理由で買ってしまった(そしてほとんど着用せず流行が終わった)ものも